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プロフィール |
Author:無族協和
昭和生まれの平和と民主主義を愛するサラリーマン。
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読書メモ「子どもへの性的虐待」 |
2008/11/09 [Sun]20:37 category: 読書メモ
この本に書かれている現実、決して少なくない性的な被虐待児がこの日本にもいる現実には、慄然とさせられる。 著者は、子供に対する性的虐待が表面化した80年代~90年代の米国が社会全体でその対策に取組み、被害を半減させてきた状況を、実際にさまざまなプログラムを立ち上げることを通して、経験してきた方であり、その状況を日本に紹介し、かつ実際にカウンセラーとして第一線で活躍されている方である。 文書は、真摯で落ち着いた筆致で、決して声高に現状を訴え告発する内容ではない。 性的虐待の加害者は、巷間よく言われているような見知らぬ誰かではなく、被害者となる人のごく親しい人、良く知る人であることが圧倒的に多いとのデータが示される。 その上で、実際に被害にあっている子供の被害状況をいかに確認し、いかに救うかを経験に裏打ちされた実証的な手法で教えてくれる。 何よりも大事なのは、信頼していた大人に傷つけられた子供に対して、心ある、しっかりと訓練をつんだ大人が対応すること。それに尽きるということである。 日本においても、この本に書かれている提言に耳を傾け、早急に制度構築、インフラ整備を図るべきである。待ったなしである。
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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌
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